○食品が及ぼす薬物の体内動態に関する研究
Studies of influence of foods on pharmacokinetics
ラットに食品と薬物を投与したときに薬物の体内動態(吸収・分布・代謝・排泄)がどのように変化するか、薬物の血中濃度の測定をはじめ様々な手法で解析しています。
これらの研究から、グレープフルーツとカルシウム拮抗薬のような相互作用を引き起す食品が他にもたくさん見つかる可能性があります。
○薬物代謝酵素を阻害する食品に関する研究
Studies of inhibiton effect of drug-metabolizing enzyme by foods
In VitroでヒトリコンビナントCYP3A4をはじめ、ラットおよびヒト肝ミクロソームにおける薬物代謝を阻害する食品をスクリーニングしています。
○栄養状態による薬物作用の変化に関する研究
Studies of alteration of drug efficacy on nutritional status
低栄養状態や過栄養状態(肥満状態)の動物において、薬物の体内動態がどのように変化するか検討しています。
患者の栄養状態が薬物の効果に与える影響についてはほとんど知られていませんが、この研究により、栄養状態に適した薬物療法の確立に有用な情報を与えられると期待しています。
○モデル動物を用いた食品・栄養状態と薬物の相互作用、および食品機能性に関する研究
Studies of interaction between medicines and food or nutritional status, and food functionality using model animals
など、様々な病態モデル動物を使って、食品と医薬品の相互作用や病態を改善する食品の機能性について検討しています。
○培養細胞を用いた食品(成分)と薬物の相互作用、および食品機能性に関する研究
Studies of interaction between medicines and foods or their ingredients, and food functionality using cultured cells
など、様々な細胞を使って薬物代謝酵素、薬物トランスポーター、細胞の分化・細胞死(アポトーシス・ネクローシスなど)、酸化的ストレスに対する食品(成分)の影響について検討しています。
○食品(成分)の遺伝子発現への影響に関する研究
Studies of influence of foods or their ingredients on gene expression
セント・ジョーンス・ワートのように長期的に食品を投与した動物において発現量が変化する遺伝子を検討しています。
これにより、食品と医薬品の相互作用に関わるものや食品機能に関わる情報が得られると期待しています。
業績
2020年 (令和2年)
[論文, MISC]
[学会発表]
2019年 (平成31年, 令和元年)
[論文, MISC]
[学会発表]
2018年 (平成30年)
[論文, MISC]
[学会発表]
2017年 (平成29年)
[論文, MISC]
[学会発表]
2016年 (平成28年)
[論文, MISC]
2015年 (平成27年)
[学会発表]
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